文学書道館 館長挨拶
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ごあいさつ
財団法人徳島県文化振興財団
徳島県立文学書道館
館長 瀬戸内 寂聴

 
 徳島県立文学書道館は、徳島出身の作家と書家の作品を展示し、その業績を顕彰した芸術的空間です。
 文学と書道を併せた記念館は、全国にはじめての施設です。文学作品も書も、人間の可能性を追求し、生きる喜びとエネルギーを与えるものだと信じます。 その二つの芸術作品が同居すれば、インパクトとエネルギーは二倍になります。
 この館の設立には最初から情熱を持って関わってきた私は、文学資料として持てるものの大方二万点ほど寄付しています。
  徳島出身の作家は数は少ないながら、SF作家の先駆者海野十三、ハンセン病作家として著名な北條民雄をはじめ、賀川豊彦、富士正晴など、ユニークな作家たちが輝いています。それらの資料も集めて展示しています。
 文学者は少いけれど、徳島県の書家は、日本に誇る作家を輩出しています。「幕末の三筆」の一人、貫名菘翁、昭和の「線の行者」と称された小坂奇石。また佐賀出身で晩年のコレクションを当館が多数収蔵している「明治の三筆」の一人、中林梧竹。これら、わが国の各時代を代表する傑出した書家の作品がきらびやかに展示されている外、奇石氏の味わい深い仕事場がそのまま展示され、芸術作品の発生する場を示しているのも圧巻です。

また、当館は、各種講座や講演会等を開催するほか、生涯学習や文化活動の発信地として、すべての人に開放し、来館をお待ちしています。百聞は一見にしかず、どうかふるって御来館のほどお願いします。

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